金ナノ粒子触媒の特徴

金ナノ粒子触媒のモデル構造金ナノ粒子触媒は,酸化物,カーボン,高分子上に10 nm以下の金ナノ粒子が
分散・固定化された固体触媒で,他の貴金属触媒と比べて以下のような特徴を持っています。

低温酸化・選択酸化反応が得意です。
グリーンケミストリー(省エネ・省資源)の開拓に貢献します。
担体によって反応選択性が異なります。
多様な触媒反応に展開できる可能性をもっています。
水分は味方です。
水分がプラスに働く反応が見出されています。

代表的な金ナノ粒子触媒反応

用途 代表的な担体
空気と水の浄化
悪臭成分の分解
揮発性有機化合物の分解
飲料水、地下水の洗浄
 
Fe₂O₃
TiO₂、Fe₂O₃
Al₂O₃
環境保護
ダイオキシンの酸化分解
NOの還元
N?Oの分解
 
Fe₂O₃
Al₂O₃
Co₃O₄
水素エネルギー
水性ガスシフト反応
選択的CO酸化
燃料電池におけるアノード反応
 
ZrO₂、CeO₂
Mn₂O₃、Fe₂O₃
ガラス状炭素
化学工業
ハイドロクロリネーション
α、β-不飽和アルデヒドの水素化
液相選択酸化(MMA合成など)
プロピレン、スチレンの気相エポキシ化
 
活性炭
ZnO、CeO₂
活性炭、NiO、ZrO₂
Ti-SiO₂、MgO

ハルタゴールドの金ナノ粒子触媒は“ここが違う”

少量から販売

2gから販売しております。2g,5g,10gの3種を用意していますが,10g以上の購入についてもお気軽にお問い合わせください。

充実の物性データ

ロット毎に物性データ(金担持量,金粒子の粒子径分布,TEM写真,比表面積,担体の粒子径,気相CO酸化触媒活性,液相グルコース酸化触媒活性)が電子データで添付されます。触媒のキャラクタリゼーションはほとんど不要です。

データの一例